まちづくり人

あおぞら大学(姫路駅前にて)

 
堀田周郎(ほりたのりお)には
コンサルの他に、もうひとつの顔があります。

 

地元姫路が嫌いでした

大きな声では言えないのですが、
中学から大学まで神戸の学校(甲南学園)に通っていたためか、30歳まで 地元に対する愛着はありませんでした ・・・と言うより「姫路は田舎で、自慢するモノがない」と嫌いでした。

ところが、1989年姫路市制100周年記念イベントで、ライトアップされた姫路城を見て突如「郷土愛」に目覚めました(笑)。それは、衝撃の体験でした。

記念イベントとして、世界的デザイナー・高田賢三さんのファッションショーが姫路城三の丸広場で開催されたのですが、開催中、お城の電気は消されて真っ暗でした。
ショーが終わった瞬間、城周辺に配置されていたロボットサーチの照明が一斉点灯され、縦横無尽に動き回るその真ん中に姫路城が雄々しく浮かび上がりました。

 

人が変われば まちが変わる

美しい、それは本当に美しい光景でした。

小学校時代、毎日校舎の窓から見ていた姫路城がこんなにも偉大な建造物で、自分たちの心の支えになっていた事にこの時初めて気がつきました。「姫路に生まれて良かった」と人生で初めてそう感じました。

心の中のスイッチが、パチン!と入った音が聞こえました。それからは、どうすれば愛する姫路が良くなるか?と考えるようになりました。

人が変わればまちが変わる

この言葉を信じ、まちを愛する人間がひとりでも多くなることを願い、1991年より、まちづくりの企画やイベントを多く方々のご協力を得て実施してきました。

自己満足にすぎない部分が多々あると思います。でも偽善でも、道楽でも、 文句だけを言って何もしないよりは良いと信じています。

次代を担う子供たちが、胸を張って誇れるようなまち・姫路になるように、これからも微力ですが頑張っていきたいと思います。

 

▼これまでの主な企画

◇街かどMUSIC DAY

JR姫路駅やみゆき通り商店街で、市民グループ(備長炭を使った木琴、JAZZバンド、弦楽四重奏ほか)による街かどコンサートを計3回開催

◇姫路大好きポスター原画コンクール

姫路の魅力を全国PRできるポスターの原画を募集(賞金100万円、審査委員長・永井一正氏)。印刷されたポスターは全国のJR各駅に約1,000枚掲出

◇創作楽器・明潤琴

平安時代から続く甲冑師・明珍家の技でつくる火箸を使った創作楽器・明潤琴のプロデュースを担当。その後、明潤琴は冨田勲氏の手によってNHK番組のBGMに使われるなど高い評価を受ける

◇はりまサマーコンファレンス

1995年。姫路青年会議所から姫路市への提言書「DREAMS COME TRUE」を作成。それを基に、広域まちづくりを考えるコンファレンスを姫路獨協大学にて開催。

◇ほりほりの姫路ガイド

1997年のインターネット黎明期より「まちの魅力と情報発信」をめざして、ガイドブックに載っていない、とっておきの姫路情報を紹介中。http://www.e-himeji.com/

◇奉納コンサート・星伝説

数百年前に舞や雅楽が奉納されたという書写山円教寺で世界的なオカリナ奏者・宗次郎氏の奉納コンサートを開催。その模様はテレビや新聞で大きく全国に報道された

奉納コンサート・星伝説(The Star Legend)

西の比叡山とも呼ばれる古刹・書写山円教寺の常行堂には、その昔対面する大講堂に安置されている釈迦如来に対して「舞や雅楽が奉納された」と言い伝えられる舞台があります。

1991年。当時、青年会議所で まちの魅力の再発見と情報発信ができるイベントを企画していた私は「ここに、世界的オカリナ奏者の宗次郎さんをお迎えして奉納コンサートを復活させたい」と考えました。

書写山円教寺でのコンサート開催は無理だというのが大方の意見でしたが、ご住職に主旨を理解頂き許しを得ることができました。宗次郎さんの出演はプロダクション移籍などの理由でなかなか決まりませんでしたが、5月5日に承諾の連絡が届き、8月17日の開催がついに決定しました。

それからの3ヶ月間は、イベント開催に向けて、関係諸団体への協力要請、イベントの告知、そして資金集めの毎日が続きました。1万円のチケット500枚は2日で完売。地元ローカルテレビ局の放送も決定。準備は着々と進んでいるように見えました。

しかし、8月14日から始まった機材の搬入は予想以上に困難を極めました。
道が険しいために日本で数台しかない特殊車両を使ってもイベント用電源が運べなかった時には「コンサート中止」の文字が頭の中に浮かびました。
しかし、そんな困難も青年会議所メンバーの驚異的な頑張りで乗り切ることができコンサート開催にこぎ着けることができました。(当時のメンバーは私の一生の友人です)

コンサートは大成功でした。

ナスビ色に暮れなずむ頃、宗次郎さんがレーザー光線に導かれて登場。奉納コンサート・星伝説(The Star Legend)はスタートしました。
 星伝説をイメージした新曲「星降る夜に」など10曲余りを演奏されると、会場のあちこちで大きな感動の花が開きました。その模様はNHKをはじめとする各テレビ局や、新聞各社(産経新聞は1面カラー)によって全国に大きく紹介されました。

 

◇姫路おでん

コムサロン21の前川裕司氏と共にご当地グルメ・姫路おでんをブランド化。
ネーミング並びに ホームページを使った情報発信と おでん探検隊の結成を担当

生姜醤油で食べる姫路おでん

 

「生姜醤油でおでんを食べるのは、姫路だけだって知ってる?」

2006年。コムサロン21の前川裕司さんと、mixi伝言板で交わしたこのひと言が「姫路おでん」の地域ブランド化への第一歩となりました。

その後私は、ネーミングホームページ作成を担当。
ホームページのコンテンツを充実させるために姫路おでん探検隊というグループを結成し、生姜醤油でおでんが食べられる飲食店の調査と、なぜ生姜醤油で食べるようになったのか?というルーツの調査を開始しました。

「なぜ、仕事でもないのにそんな事やるの?」という質問を異口同音に頂きました。

私の心境は「これまで同様、まちづくりの気持ちが90%」「実証実験としての気持ちが10%」というのが本音で、実証実験では、自社に対して行ってきたこれまでのブランディング手法の再現性の検証と、失敗を恐れて自社ではできなかった新しいブランディング手法の検証を行いたいと思いました。

その結果、
予想以上の成果を上げることができました。

・姫路おでん探検隊のメンバーは「姫路が好き」で「食べる事好き」、更にブログやmixiを積極的に利用しているネットワーカーで構成。探検隊メンバーが競ってインターネットで紹介してくれたお陰で、全国に情報発信する事ができました。

・Yahoo! がおでんに関する意識調査を実施した際は、探検隊の協力で「日本三大おでん」として Yahoo!ヘッドラインに姫路おでんを登場させることに成功しました。

・また当時、おでんに生姜醤油をかけるのは「煮込みが足りない味をごまかすため」という風説がありましたので、探検隊の活動を通じてそれを論破していくと共に、生姜醤油を好ましく思っていない おでん専門店に、まちづくりの主旨を説明し、協力を求めました。

・最初、姫路おでんという名前は70点位だと自己採点していました。しかし記者発表後、コムサロン21事務局に「これは関東煮と言うんや!勝手に名前をつけるな」「姫路ではなく播州おでんや!」と猛抗議の電話が入ったと聞いて、100点満点だったと確信しました。これは「ブランドは嫌われることを恐れてはいけない」と思いつつ、自社ブランドでは怖くて試せなかったことだったので大きな収穫となりました。

・その他にも、口コミをインターネットで拡散していくためには、どういう手法を使えば良いかというテストも成果をあげることができましたし、テレビ局には探検隊の活動が絵ずらとして大変ウケが良いことも実感しました(笑)

 

その後の姫路おでん

その後は、コムサロン21の前川さんや行政、市民ボランティアの皆さんの努力の結果、「姫路おでん協同組合の設立」「姫路おでんの地域団体商標認定」「B-1グランプリを主催する愛Bリーグに加盟」「B-1グランプリ第6回大会を姫路で開催」を経て、今ではどの観光ガイドブックを見ても、姫路のご当地グルメとして掲載されるようになりました。(私は主にブランドの立ち上げに協力させて頂きました)

 

 

独自の価値を見つけ、一歩抜け出す仕組みを創る「アドバンテージマーケティング」 価格競争なしで選ばれるための仕組みづくりや、インターネットやマスコミを利用 したブランディング手法を分かりやすくコンサルティングいたします。
兵庫県姫路市久保町 121
HAM株式会社
代表取締役
ブランディングコンサルタント・堀田周郎
TEL(079)289-2929 お問い合せはこちら
堀田周郎
堀田周郎(ほりたのりお)

1958年、兵庫県姫路市生まれ。マーケティング手法にブランディングの概念を加えた「アドバンテージマーケティング」を提唱するコンサルタント。この手法を用いて、ご当地グルメの姫路おでんや、地元ですら無名だった播州ハムを全国ブランドに押し上げた。

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