こんにちは。
ブランディングコンサルタントの堀田周郎(ほりたのりお)です。
iPhoneの初代モデルが2007年に発売されてから10年が過ぎました。
iPhoneに代表されるスマートフォンの普及は、私たちの社会や生活スタイルを一変させるほどの大きな影響を与え、この変化によってお客さまの行動パターンが大きく変わりました。
皆さんは、時代の変化についていけてますか?
モバイル フレンドリーですか?
スマートフォンからの閲覧が、パソコンでの閲覧を上回るにしたがって、スマートフォンで見にくいホームページの離脱率が年々高くなっています。
Googleは、2015年4月からスマートフォンでの閲覧に適したページの検索順位を引き上げ、適さないページの順位を引き下げるアルゴリズムを採用しました。
Googleの表示順位は、ビジネスに大きな影響を与えます。
ビジネスでホームページを利用している企業は、モバイルフレンドリーテストを一度行って下さい。
モバイル フレンドリー テスト – Google Search Console |
不合格の判定が出た場合は対策が必要です。
スマートフォン専用のページを新しくつくる方法もありますが、これだと2つのホームページをそれぞれに管理・更新しないといけません。
私は、パソコンとスマートフォンの両方に対応したWordPressを使って新しくホームページを作り直すのが、現時点では一番ベストだと思っています。
誘導への導線を見直す
お客さまの行動パターンが変わりました。ホームページ誘導への導線も見直す必要があります。
スマートフォンとSNSの相性は抜群です。
SNSからホームページへの誘導ならびに、ブログやホームページの情報をSNSを使って拡散する次のような方法を考える必要が出てきました。
- SNSの記事からホームページへのリンクを設定
- SNSのプロフィール欄にホームページへのリンクを設定
- ホームページへの誘導が難しい場合は、まずはブログに誘導
- ブログやホームページにSNSフォローボタンを設置
SNS活用の際には、どうすれば情報を「拡散」できるか?を考えていくのが重要なポイントになります。
あらゆる機器がインターネットに接続されるIoTの普及に伴い、今後ますますスマートフォンの役割は高くなり、それに伴って、お客さまの行動パターンも変化します。常にお客さま側の目線から、導線を考えていかなければいけません。
承認欲求を理解する
SNSの活用で、絶対に忘れていけないポイントは「承認欲求」です。
承認欲求とは 他人から認められたいとする感情の総称である。 承認欲求は承認されたい対象によって、おおむね2つのタイプに大別される。ひとつは他人から認められたいという欲求であり、もうひとつは自分の存在が理想とする自己像と重なるか、あるいはもっと単純に今の自分に満足しているか、という基準で自分自身を判断することである。前者を他者承認と呼び、後者を自己承認と呼ぶ。 ウィキペディア(Wikipedia)より |
承認欲求という感情を理解できれば、SNSで「いいね!」という共感を人が求めたり、SNS映えする写真を撮るための行動も理解できるかと思います。
上手だなぁ~と思ったSNSを使ったプロモーション事例に、ミネラルウォーター「い・ろ・は・す」があります。
- 新フレーバー桃味の発売前イベントとして、Twitterで新商品予想4択クイズを実施。その後、Twitter上で「#ももも出ますいろはすから」のハッシュタグを付け発表したところ、13.6万のリツイートを記録。
- その後行われたサンプル品のプレゼントでは「桃の形の特製ボックスに入れて発送」したところ、当選者1,100名のうち、半数以上が写真に撮ってツイート。
- さらに、新商品予想4択クイズの桃、ぶどう、梅、梨の中で、予想1位を獲った梨味を約1年後に新商品として発売。
計算しつくされたプロモーションがすごいですね。脱帽です。
これからのビジネスモデルは、
- SNS映えするシーンを提供できるか?
- 人に自慢したくなるような話題性はあるか?
- どんなハッシュタグでクチコミを拡散して欲しいか?
といったお客さまの行動パターンを、考慮しながら構築していかなければいけないと思います。
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・ブランディング コンサルタント・堀田周郎(兵庫県姫路市)

堀田 周郎

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